コラム

2025年10月27日

猫が骨折したかも!?症状や見分け方、治療法について解説

猫が骨折したかも!?症状や見分け方、治療法について解説

猫は運動神経が良いとされていますよね。
しかしながら、猫も骨折することがあります。

ここでは、猫が骨折したときに見せる症状についてご紹介するとともに、骨折をしているときの見分け方についてもご紹介いたします。

猫の骨折とは?

猫の骨折とは、簡単にいうと骨が損傷することです。
いわゆるポキッと折れた場合だけでなく、骨にヒビが入ったり、骨の一部が欠けてしまったりする場合も骨折と呼びます。

私たち人間と同じように、猫も骨折することがあるのです。

骨折にも実はさまざまな分類があります。
開放骨折と呼ばれる皮膚の表面に骨の一部が露出している骨折
皮膚の表面には骨が飛び出していない閉鎖骨折に分けられます。

また、骨と骨が折れて完全に離れてしまっている状態である骨折を完全骨折と呼びます。
また、完全骨折のなかでも折れた方向により5つに分類されます。
横骨折、らせん骨折、斜骨折、粉砕骨折、分節骨折です。

骨にヒビが入った状態は不完全骨折と呼ばれています。

猫の骨折の原因とは?

骨折というとケガを思い浮かべますが、実は病気が原因のものもあるのです。
それでは、ケガによる骨折と病気による骨折、それぞれについてどのようなケースがあるのか見ていきましょう。

ケガによる骨折とは?

  • 交通事故などによる骨折
  • テーブルやソファなどから飛び降りた際の骨折

ケガによる骨折には上に挙げた2つがあります。
交通事故などによる骨折のことを直達外力直接骨に伝わる外力が原因のものと、介達外力間接的に骨に伝わる外力が原因のものです。

病気による骨折とは?

  • 栄養不足で骨がもろくなることによって起こる骨折
  • 骨の腫瘍などで骨がもろくなることによって起こる骨折

病気による骨折には上に挙げた2つがあります。

猫の骨折の見分け方とは?

猫の骨折の見分け方とは?

猫が骨折した場合の仕草の特徴としては以下の5つが挙げられます。

  • 足を引きずって歩いたり、足を地面に着けずに歩いている
  • 腫れや内出血が見られる
  • 触ると痛がる
  • しきりに舐めている
  • 丸まって動こうとしない

猫が骨折した場合のよくある症状として、痛めた足が地面につかないように歩くことが多くあります。
四肢の骨折が起きた場合には、体重を支えることができないため、足を引きずって歩いたり、地面に着かないようにかばいながら歩いたりします。

また、患部に腫れや内出血が見られることも多々あります。
骨折が生じた場合にはその周囲の軟部組織にもの損傷が起きている可能性が高いため、内出血を起こし、その結果、皮膚が紫色に変色したり、炎症で腫れ上がったりすることがあるのです。

患部を触ると痛がる様子がみられることが多いのですが、折れた部位を気にしてしきりに舐めるしぐさがみられることもあります。

また丸まったまま動こうとしない場合も、どこか骨折している可能性を考えなくてはいけません。

猫の骨折に治療法について

猫が骨折した場合の治療法は、大きく2つあります。
ひとつ目は、「内固定」、もうひとつは外固定です。

内固定は、鋼線やプレート、スクリューなどを用いて、直接骨折した部位を体のなかで固定するという方法です。

一方、外固定は、ギプスなどで皮膚の外から固定する方法のことです。
金属製のプレートを骨に止めて固定する外副子固定、先の尖った針金を骨に刺して折れたところをつなげて固定する創外固定方があります。

どちらの治療法にするかは、猫の性格や年齢、骨折の分類などによって決まります。
猫の場合は、外固定を気にするので内固定を選ぶことが多いようです。

手術に関しては、術後1〜2ヶ月ごとにX線検査で骨折の状態をチェックします。
骨のくっつき具合を見ながら、少しずつスクリューを抜く、プレートを外すなどといった治療を行なっていきます。

また指先の骨を骨折した場合においては、ひどくない骨折であれば、あえて治療をせずに自然治癒を待つこともあります。

猫の骨折の予防法とは?

猫の骨折を防ぐ方法はないのでしょうか?

ケガによる骨折を防ぐためには、交通事故に遭うことがないよう屋外に出さないことです。
ベランダに出すことも避けたほうが良いでしょう。

家のなかでも注意が必要です。
フローリングで足を滑らせる猫もいます。
滑り止めを敷いて滑らないようにしたり、足の裏の毛を短くカットするなど日々のお手入れも重要です。

また爪が長いとカーテンやカーペットなどに爪が引っかかってしまい、捻挫や骨折を発す猫もいます。
爪切りもこまめにしてあげるようにしましょう。

まとめ

猫の骨折には、ケガによるもの、病気によるものの2種類あります。
病気によるものは防ぐ方法がないものの、ケガによる骨折であれば未然に防ぐことができます。

外に出さないようにして交通事故を防いだり、家のなかでも猫が滑らないような環境を整備したり、足の裏の毛をカットする、爪を切って何かに引っかかって骨折しないように気を付けることも大切です。

また愛猫の骨折に関しては適切な対応が必要です。
日頃から気をつけて愛猫を見ていることによって、骨折した場合のサインに気づくことができます。

この記事の監修者

離山動物病院 院長 獣医師 院長 出家 淳

獣医師 出家 淳

離山動物病院 院長

川西市周辺地域の動物病院として予防・治療にあたるだけではなく、ミネルバ動物病院と連携をとりながら高度医療が必要な患者様への医療提供も実施していきたいと思います。
動物のため、飼い主様のために何がベストなのかを常に考えながら予防や治療にあたって参ります。

医院情報
病院名離山動物病院
住所〒666-0135 兵庫県川西市錦松台17-3
電話番号072-790-2771
ホームページhttps://hanareyama-ah.com/

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